「広告を増やしたわけでも、大ヒットキャンペーンを打ったわけでもないのに、2カ月で新規顧客が2倍に」
そんな夢のような話が、現実に起きています。
その秘密は、“デジタル時代に合わせたマーケティングの再設計”にありました。
今こそ見直すべき「マーケティングの当たり前」
本書『「顧客が増え続ける」科学』は、20年以上にわたって複数企業のCMO(最高マーケティング責任者)を務めてきた西井敏恭さんが、その経験をもとにまとめた“デジタル時代の新しいマーケティングの教科書”です。
売上が伸び悩んでいる、広告の効果が見えづらい。
そんな悩みを抱える経営者やマーケターにとって、目からウロコの内容が詰まっています。
「売るまで」ではなく「売った後」が勝負
これまでのマーケティングは、「どうやって商品を売るか」にフォーカスしていました。
しかし西井さんが提唱する“新定跡”は違います。
「売った後」こそが、新規顧客を生む最大のチャンス。
顧客が商品やサービスを継続して使い、自然に口コミ(UGC)が生まれるような仕組みづくりが、次の成長の鍵になるのです。
デジタル時代の「顧客中心設計」
マーケティングを成功させるには、まず“誰に・どんな価値を届けるのか”を明確にすること。
さらに購入前から顧客とつながる設計(F0/F1設計)によって、顧客獲得コストを最適化します。
そして、顧客に長く愛されるためのキーワードは「エフォートレス(手間をかけさせない)」と「習慣化」。
LTV(顧客生涯価値)を最大化するために、KPIも“顧客軸”で考えるのがポイントです。
豊富な実例から学ぶ「勝ちパターン」
本書では、NTTドコモ(ahamo)、オイシックス、airCloset、ナイキなど、有名企業の実践事例を紹介。
飲食店や観光業といったリアル業界のケースも多く取り上げられており、どんな業種にも応用できる知見が得られます。
「顧客が増え続ける」仕組みを、感覚ではなく“科学”として学べる一冊。
デジタル時代を勝ち抜くための、マーケティングの新定跡を知りたい方におすすめです。