最近ニュースなどで耳にするようになった「ゲノム編集食品」。
でも、「それって遺伝子組み換えと同じじゃないの?」とか、「体に悪いんじゃ…?」と思う人も多いのではないでしょうか。
実は、ゲノム編集と遺伝子組み換えはちょっと違います。
遺伝子組み換えは“外から遺伝子を入れる”技術なのに対し、ゲノム編集は“もともと持っている遺伝子の一部をカットして調整する”技術。つまり、より自然に近い形で品種改良ができるといわれています。
たとえば、成長の早い魚や、栄養価の高いトマトなど、すでに日本でも販売が始まっています。しかも、現状では表示義務がないため、私たちは気づかないうちに口にしているかもしれません。
「安全なの?」という疑問に関しては、現時点では「大丈夫」とされていますが、正直まだ長期的なデータはありません。新しい技術だからこそ、慎重に見ていく必要があるという専門家の声もあります。
つまり、怖がる必要はないけれど、「知っておく」ことが大切。
スーパーで買い物をするときも、「ゲノム編集って何だろう?」とちょっと意識してみるだけで、食の選択がより自分らしくなるはずです。