「アブラは体に悪い」――そんな常識、実はもう古いかもしれません。
北里大学糖尿病センター長・山田悟医師は、最新の栄養学をもとに、糖尿病患者の食事改善やパフォーマンスアップに取り組んでいます。そして、そのカギとなるのが意外にも“脂質”なんです。
以前から注目されている「糖質を減らす食事法」。糖質を控えることで、疲れにくくなり、集中力や日常のパフォーマンスも上がります。でも、その代わりに野菜やきのこばかりを増やしていませんか?
実はそれ、ちょっともったいない食べ方です。糖質を減らした分、積極的に摂るべきなのは「脂質」なんです。
脂質には、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあり、さらに脂肪燃焼を促して基礎代謝をアップさせる効果も。脳の健康やがん予防、そしてパフォーマンス向上にもつながる、と山田医師は言います。
もちろん、何でもいいわけではなく、「いいアブラ」と「そうでないアブラ」の見極めが大事。本書では、世界の最新医学をベースに、日常生活に無理なく取り入れられる“脂質食”のポイントを紹介しています。
脂質は悪者ではなく、むしろ頼もしい味方。
活力を保ち、毎日をイキイキと過ごすために、今日から「アブラ」との付き合い方を見直してみませんか?