「最近、咳が続いてるけど…」「ちょっと歩いただけで息切れが…」
そんな小さな不調を「年のせいかな」「風邪だろう」と見過ごしていませんか?
でも実は、それ、体からの“SOSサイン”かもしれません。
この本は、呼吸器の専門医が咳・息切れの裏に潜む病気について、わかりやすく解説してくれる一冊です。
咳といえば風邪のイメージが強いですが、冷たい空気やタバコの煙、加齢による喉や肺の衰えが原因のことも。だからこそ、「よくあること」と思ってしまいがち。でも、放っておくと怖い病気が潜んでいることもあるんです。
たとえば、肺がん。がんの中でも死亡数が最も多く、初期症状として出やすいのが“咳”なんです。
また、間質性肺炎という病気は、風邪みたいな症状から急に悪化することも。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)に至っては、気づかないうちに肺が壊れていき、元には戻れなくなってしまうこともあるのだとか。
この本の著者は、アメリカでの研究経験や大学病院での診療を経て、現在はクリニックで多くの患者さんを診ている呼吸器のスペシャリスト。
実際に「もっと早く気づいていれば…」というケースをたくさん見てきたそうです。
咳や息切れが気になる方、不安を感じている方にこそ読んでほしい。
肺の病気に早く気づき、健康を守るきっかけになる一冊です。