警察庁は、聴覚に障害がある人でもパトカーの緊急走行と警戒活動の違いが分かるよう、新しい警光灯を導入することを発表しました。
この新しい警光灯の特徴は、一度光った後に蛍のように点滅しながら発光する点です。これまでのパトカーは、ライトが回転するタイプで、警戒時にはライトを点灯させ、緊急走行時にはサイレンを加えて知らせていました。しかし、聴覚に障害がある方から「サイレンだけでは緊急走行と警戒の区別がつかない」という声があり、今回新しい点滅パターンが採用されたのです。
この新しい警光灯は、来月中旬から実際に運用が開始され、年度内には全国の小型パトカー420台や交通事故処理車99台にも順次搭載される予定です。