雨の朝 セーラー服の少女
まとまらぬ髪を 手慣れた指で整える
時計の針 急ぎを告げる
学校へと向かう 旅立ちの朝
制服の襟 濡れてしまった
傘のない彼女は 踏み出す勇気を湛えて
胸に秘めた 夢と希望
遅刻気味の足取りで 前へと進む
朝食のパン 噛みしめる口
焦げたコーヒーの 苦さが心地良い
雨音がリズム 胸に響く
運命の扉が 静かに開く瞬間
未来へと向かう 少女の背中
雨粒が彼女を やさしく包む
希望の虹が 空高く架かり
心の闇を 明るく照らし出す
遅刻気味の少女よ 頑張って
セーラー服が揺れる 風に乗って
雨の朝に咲く 勇気の花
少女の旅立ちが 今始まる