
「自分が何をしたいのか分からない」「本音がどこかに行ってしまった気がする」
そんな感覚を覚えたことはありませんか?
実は、本当の気持ちが見えなくなるのは、特別なことではありません。むしろ、多くの人が日常的に経験しています。
今回は、なぜ私たちは自分の本音を見失ってしまうのかを、やさしく紐解いていきます。
本当の気持ちが見えなくなる理由
周りに合わせすぎてしまうから
人は社会の中で生きています。
そのため、無意識のうちに「空気を読む」「期待に応える」ことを優先しがちです。
- 迷惑をかけたくない
- 嫌われたくない
- ちゃんとした大人でいたい
こうした思いが強くなるほど、「自分はどう感じているか」よりも「どう振る舞うべきか」が前に出てしまいます。
結果として、本当の気持ちは後回しにされ、だんだん見えなくなっていきます。
「こうあるべき」が多すぎる
私たちの頭の中には、たくさんの「べき」があります。
よくある「べき思考」
- 我慢すべき
- 頑張るべき
- ポジティブでいるべき
これらは一見、正しそうに見えます。
でも、「べき」で心を固めすぎると、感情が入り込む余地がなくなってしまいます。
本当は疲れているのに、「まだ頑張れるはず」と自分を説得してしまう。
その繰り返しが、本音を遠ざけてしまうのです。
感情にフタをするクセがついている
過去に、気持ちを正直に出して傷ついた経験はありませんか?
- 否定された
- 分かってもらえなかった
- 余計にこじれた
そんな体験があると、心は学習します。
「感じないほうが楽」「考えないほうが安全」だと。
すると、本当の気持ちが浮かび上がる前に、無意識にフタをしてしまうようになります。
本当の気持ちを取り戻すヒント
小さな「好き・嫌い」に気づく
いきなり大きな本音を見つけようとしなくて大丈夫です。
まずはこんなことから
- 今日は何がちょっと嫌だった?
- 何をしていると少し楽だった?
白黒はっきりさせなくてもOK。
「なんとなく嫌」「ちょっと心地いい」
その曖昧な感覚こそが、本当の気持ちへの入口です。
正解を探すのをやめてみる
本音に正解・不正解はありません。
誰かに説明できなくても、理由が分からなくても大丈夫です。
「そう感じた」という事実だけで、十分価値があります。
評価せず、否定せず、ただ気づく。
それだけで、心は少しずつほぐれていきます。
見えなくなったのではなく、守ってきただけ
本当の気持ちは、消えてしまったわけではありません。
見えなくなっていたのは、これまで自分を守るために、そっと隠していただけ。
少し立ち止まって、自分の心に耳を澄ませてみる。
その積み重ねが、また本音とつながるきっかけになります。
焦らず、ゆっくりで大丈夫。
本当の気持ちは、ちゃんとあなたの中にあります。