毎日の生活の中で、ちょっとした「イラッ」に心をかき乱されることってありますよね。
朝の満員電車で押された瞬間にこみあげるストレス。
職場で上司のひと言にカッとくるあの感覚。
疲れて帰ったときにパートナーのひとことが妙に引っかかる——。
こんな“小さな怒り”が積み重なると、気づけば一日中イライラの連鎖。
でも、その生きづらさから抜け出すヒントが、この本には詰まっています。
著者は、人間の意識について30年以上研究してきた専門家。
そんな筆者が初めて「怒り」だけをテーマにまとめたのが、『イライラ、さよなら。不機嫌から卒業するための48のポイント』です。
世の中には怒りを抑えるテクニックがたくさんありますよね。
深呼吸をしてみたり、カラオケで発散してみたり…。
もちろんどれも悪くないけれど、結局は“その場しのぎ”になりがちです。
この本がすごいのは、 怒りを抑えるのではなく、怒りを生み出す意識そのものにアプローチしているところ。
つまり、問題の根っこから変えていくという発想なんです。
“怒らない人間になる”という完璧さを目指すのではなく、
怒りに振り回されなくなる人になること。
自分の怒りを否定するのではなく、その裏にある感情や意識を見つめ直すことで、気づかないうちにイライラのスイッチが押される生活から抜け出せるようになります。
この48のポイントを実践していけば、
瞬間的な怒りに支配されて後悔するような場面も、もうなくなるはず。
「最近イライラしやすい」「気持ちを軽くしたい」と感じている人に、ぜひ手にとってほしい一冊です。