地域の物語をブランドにする。ルーツ・ブランディングのすすめ!
「地元で愛され続ける銘菓」や「その土地ならではの地酒」など、地域には長い年月を通して育まれた魅力的な商品がたくさんあります。
でも、毎年のように新商品が増えるなかで、かつて人気を誇った看板商品が埋もれてしまい、売上が伸び悩んでいる…という企業も少なくありません。
そんな時に力を発揮するのが、今回紹介する「ルーツ・ブランディング」です。
ルーツ・ブランディングってどんなもの?
ルーツ・ブランディングとは、その商品や企業が歩んできた歴史、伝統、地域性といった「ルーツ(根本)」に立ち返り、そこから新しいブランド価値を生み出す手法のこと。
- 商品の生い立ち
- 企業が守り続けてきた想い
- 地域の文化や背景
こうした“物語”をブランドの軸にすることで、唯一無二の魅力を伝えられるのが大きな特徴です。
実際の企業支援から生まれたノウハウが詰まった一冊
本書の著者は、これまで全国700社以上の菓子・酒・食品メーカーのブランディングを手がけてきた専門集団。
パッケージデザインから販促まで一貫して支援してきた経験から、「ルーツ」に基づくブランドづくりの方法を体系化しています。
7つの実例でよくわかる!
本書では、実際の企業をモデルにした7つの事例を通して、
- ブランド戦略の考え方
- ルーツの見つけ方
- プロモーションへの落とし込み方
などを分かりやすく紹介。
“歴史ある商品をもう一度輝かせるヒント”が詰まった内容になっています。
地域と企業の未来をつくるヒントに
「ルーツ・ブランディング」は、ただ昔の良さをPRするだけではありません。
歴史や物語を活かしながら、今の時代に合うブランドへ再構築することで、地域と企業の未来をつないでいくための強力なツールになります。
ブランディング担当者はもちろん、企業の経営者にも新たな視点を与えてくれる一冊。
地元の宝をもっと輝かせたい。そんな思いを持つ人に、ぜひ手に取ってほしい内容です。