絶対にやってはいけない飲食店の「落とし穴」はここだ！
飲食店の厳しい現実をご存じでしょうか？
なんと、新しくオープンしたお店の34.5%が1年以内に閉店。さらに5年以内には約70%が廃業してしまうというデータがあります。
すでにお店を経営している方も、これから独立しようとしている方も、この数字を見るとちょっと背筋が伸びますよね。
毎日仕込みに追われながら、合間をぬって新メニューを考えたり、集客のアイデアをひねり出したり…
一生懸命やっているのに売上が思うように伸びない。そんな悩みを抱える方は少なくありません。
でも実は、“繁盛する店づくり”って、そこまで複雑じゃないんです。
ポイントはただひとつ。
「失敗しないようにすること」。
「当たり前じゃん！」と思うかもしれませんが、多くの飲食店が“やってはいけないこと”を知らないまま経営してしまい、気付かないうちに失敗へ向かってしまうのです。
成功の理由はバラバラ。でも失敗の理由は共通している。
大手から個人店まで、500件以上の繁盛店づくりをサポートしてきた飲食コンサルタント・須田光彦さんはこう言います。
「失敗には必ずパターンがある」
つまり、そのパターンさえ避ければお店は自然と繁盛に向かうということ。
本書では、須田さんが40年以上の経験から導き出した“失敗しないための法則”がわかりやすく解説されています。
まず見直したい「お店づくりの考え方」
繁盛店への第一歩は、経営者自身の考え方をちょっと変えること。
例えばこんなポイントがあります。
- 自分の理想のお店をつくろうとしない
- 自分の「おいしい」ではなく、お客さまが求める味を出す
- 利益を出す商品・出さなくてもいい商品を分けて考える
- 厨房はコンパクトに、客席は最大限確保
- 外観で「何が食べられる店か」をはっきり伝える
- おすすめ料理はしっかりおすすめする
これだけでも、売上やリピート率はぐっと変わること間違いなし。
売上と利益は「計算して」つくるもの
どんなビジネスでも大事なのは、きちんと売上と利益を確保すること。
お店の運営が健全になれば、スタッフの待遇も良くなり、料理やサービスの質も上がっていきます。
結果として、お客さまへ提供できる価値もどんどん高まるという、良い循環が生まれます。
本書では、そのための具体的なノウハウもたっぷり紹介されています。
例えば…
- 1日の必要売上から逆算した席数の決め方
- 客数予測に使える「満卓率」「満席率」の考え方
- 6人掛けテーブルは使わず、2・4人席で運営効率を上げる
- 人数に合わせた上手な“ゾーニング”
- 「集客商品」と「利益商品」の組み立て
- コンセプトづくりの重要性
- 新メニューを「試作 → 試食 → テストマーケティング」で磨く方法
飲食店経営者なら今すぐ実践したい内容ばかりです。
飲食に関わる人、全員に読んでほしい一冊
長年にわたって繁盛店の裏側を見続けてきた須田さんがまとめた、
「絶対にやってはいけない25の法則」。
これを知っているかどうかで、お店の未来は大きく変わります。
これから独立を考えている方にも、すでにお店を運営している方にも、必ずヒントになる一冊です。
