スーパーで見かけるミートボール、コーヒーフレッシュ、カットサラダ。どれも私たちの食卓には欠かせない定番商品ですよね。けれど、その裏側に隠された“真実”を知ると、少し見方が変わるかもしれません。
『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』は、元・食品添加物のトップセールスマンが語る“食のリアル”。廃棄寸前のクズ肉が、30種類もの添加物を使ってミートボールに変身する。コーヒーフレッシュの中身は、実は「水と油と添加物」だけ。さらには、パックサラダが「殺菌剤のプール」で何度も洗われているという驚きの事実まで。
ハムや健康飲料にまで潜む「見えない添加物」。私たちは知らないうちに、たくさんの“加工の魔法”に囲まれて暮らしています。
この本では、そんな食品製造の舞台裏を、現場を知る著者がわかりやすく解き明かします。毒性だけでなく、「なぜ添加物に頼らざるを得ないのか」「その便利さの裏で何を失っているのか」にも迫ります。
食の安全を考えるうえで、一度は読んでおきたい一冊。知ることは怖いけれど、それ以上に大切なことかもしれません。