私たちの身の回りにある食品には、ほとんどのものに「添加物」が使われています。
忙しい現代では、これを100%避けて生活するのは現実的に難しいですよね。
でも――。
すべての添加物が悪いわけではないものの、「これは本当に避けたほうがいい」という危険な添加物も確かに存在します。
そんな“見極め方”を教えてくれるのが、加工食品ジャーナリストによる本書『ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方』です。
「ゼロカロリー食品」が危ない理由
特に注目したいのが、健康志向の人に人気の“ゼロカロリー”食品。
一見、体に良さそうに思えますが、実はその多くに「人工甘味料」が使われています。
驚くことに、人工甘味料は“痩せたい人”や“糖尿病の人”にとって逆効果になるという研究結果も。
腸内環境や腸内細菌に悪影響を与えるというデータもあり、「健康のために選んだ食品」が、実は健康を損ねる原因になっているケースもあるのです。
「新型栄養失調」って知っていますか?
最近よく耳にする「新型栄養失調」。
これは、十分に食べているのに必要な栄養が足りなくなる現代型の栄養不足のこと。
その一因が、添加物の摂りすぎだと言われています。
体は、摂取した添加物を体外に排出する際に大量のミネラルを使うため、結果的にミネラル不足になってしまうのです。
大切なのは「避けること」と「補うこと」
本書では、
- 絶対に避けたい“ワースト添加物ランキング”
- 添加物の害を減らすための“ミネラル補給法”についても具体的に紹介しています。
ただ怖がるのではなく、「どの添加物を避け、どう体を守るか」を知ることで、日々の食生活をより安全にすることができます。
「添加物=悪」という単純な話ではなく、
「選び方」と「バランスのとり方」が何より大切。
この本は、そんな“賢い消費者”になるための実践的ガイドです。
健康を意識する人こそ、一度読んでみる価値があります。