「ガン検診は受けておいたほうが安心」多くの人がそう思っているかもしれません。けれど、この本ではまったく逆の視点から“検診の危険性”が語られています。
登場するのは、がん医療や検診に疑問を投げかけてきた著名な医師たち。彼らは「ガン検診を受けた人ほどガンになり、命を落とすリスクも高まる」と警鐘を鳴らしています。
人間ドックやメタボ健診、脳ドックなど、健康のためと思って受ける検診が、じつは“病人狩りのワナ”かもしれない……。さらには、レントゲンや検査による被ばくが新たなガンをつくる可能性まで指摘されています。
本書では、胃ガン・大腸ガン・子宮ガンなど各種検診のリスク、抗がん治療の副作用死の実態、さらには「医師自身は検診を受けるのか?」という興味深い問いにも迫ります。
「長生きしたければ病院に行くな」という挑発的な言葉から始まる本書は、ガン検診の常識を根本から揺さぶる一冊。健康との向き合い方を考え直すきっかけになるかもしれません。