「自社の魅力をどう発信したらいいのか分からない…」
そんな悩みを抱える中小企業は少なくありません。いわば“口ベタ企業”。
本書『口ベタ企業への処方箋』は、これまで1000社以上のブランディングを手掛けてきたクリエイティブディレクターの著者が、中小企業のために書き下ろしたブランディングの実践書です。
なぜ今、ブランディングが必要なのか?
日本は成熟社会となり、商品やサービスは市場にあふれています。技術や品質だけでは差別化が難しくなり、しかもネットの普及で消費者の選択肢は無限に広がっています。
だからこそ、企業が生き残るには「自社の強みを明確にし、それを的確に伝えること」が欠かせません。
口ベタ企業の特徴とは?
著者がサポートしてきた多くの中小企業は、自社の魅力をうまく語れない「口ベタ企業」だったといいます。
理念やコンセプトはなんとなくあるけれど、言語化されていない。結果として、社員や顧客、求職者にすら自社の価値が伝わっていない――そんなケースは意外と多いのです。
処方箋は「価値の定義」と「効果的な発信」
著者が提唱するブランディングの第一歩は「価値の定義づけ」。
自社の強みや社会的な価値を客観的に見直し、明確に言葉にしていくことです。場合によってはロゴやステートメントの刷新にもつながります。
そのうえで大切なのが「効果的な発信」。
SNSや広告など、ターゲットに合わせた方法で企業の価値を伝え、イメージや信頼を高め、新しい顧客や人材との出会いにつなげていきます。
本書の魅力
実際の事例を交えながら、口ベタ企業がどうやって“愛される企業”へと変わっていけるのかを分かりやすく解説。
ブランディングに悩む経営者にとって、まさに“処方箋”となる一冊です。