心の不調と聞くと、ストレスや人間関係などが原因と思いがちですが、実は“食生活”が大きく関わっているかもしれません。
本書『心の病と低血糖症:危ない! 砂糖のとりすぎと米ばなれ』では、話題作『食事で治す心の病』の著者が、低血糖症と心の病の関係を具体的な症例を交えながら解説しています。
現代の日本人は「米離れ」と「砂糖のとりすぎ」が進んでおり、その結果、体だけでなく心にも影響を及ぼす低血糖症を引き起こすことがあるそうです。本書は、その恐ろしさをわかりやすく提示し、食生活を見直すきっかけを与えてくれる一冊。
また、著者は長年にわたり低血糖症の研究に取り組み、さまざまな症例を集めてきました。さらに、石川啄木の歌から病状を分析するというユニークな視点もあり、読み物としても興味深い内容になっています。
「なんとなく心が不安定」「疲れやすい」と感じている方は、一度食生活を見直すヒントを本書から得られるかもしれません。