歯の治療をしても痛みが続く…。
検査をしても「異常なし」と言われるのに、口や顔の痛みが消えない…。
そんな“原因不明の痛み”に悩まされている人は少なくありません。
実はその正体、多くの場合「脳の痛みの回路」が関わっているのだそうです。
ストレスや不安、そして心の状態が、歯や舌、口、顔の痛みとなって現れることがあるんです。
本書『どうしても消えない「歯・舌・口・顔の痛み」はなぜおこる? 口腔顔面痛がわかる本』では、
痛み研究の第一線に立つ医師が、最新の知見や症例、治療法をわかりやすく解説しています。
こんな症状がある人は要チェック
- 歯を抜いても痛みが続く
- 検査を何度しても異常が見つからないのに顔が痛い
- 強いストレスをきっかけに舌が痛むようになった
- 歯科治療後から体調がすぐれない
これらに心当たりがある人は、「特発性口腔顔面痛」の可能性があるかもしれません。
痛みと心はつながっている
痛みは単なる“感覚”ではなく、記憶や感情、ストレス、生き方そのものと深く関わっています。
だからこそ、一人ひとりの背景に寄り添った診療が大切なんですね。
命に関わる病気ではなく、治療できる病気でもあるので、どうか希望を持っていただきたい──著者はそう語ります。
本書では、認知行動療法をはじめとする心のケアから、神経痛や顎関節症など他の要因まで幅広くカバー。
「なぜ痛いのか」「どうすればよいのか」を知るきっかけになる一冊です。