2025年の年始時点での人口に関する調査結果が発表され、日本の人口がまた大きく減少したことが明らかになりました。
日本人の総人口はおよそ1億2065万人。なんと1年で約91万人も減ってしまったそうです。これは、1968年に調査が始まって以来、最大の減り幅とのこと。特に深刻なのが、47都道府県のうち東京以外すべてで人口が減っているという点。少子化の影響が、いよいよ全国的に表れています。
一方で、外国人住民は約35万人増加し、370万人近くにまでなりました。こちらは全都道府県で増えており、外国人比率の高まりがくっきり見えてきました。調査を始めた2013年以降で最多となっています。
この調査は、全国の住民基本台帳をもとに行われたもの。興味深いのは、死亡者数が過去最多の約159万人に対し、出生数は過去最少の約68万人にとどまったこと。これでは人口が減るのも無理はありませんね。
都道府県別に見ると、唯一増加したのが東京。逆に最も減少率が高かったのは、秋田県の約2%減でした。
また、都市圏にも変化が。東京、埼玉、千葉、神奈川を含む「首都圏」では約7万人の減少。名古屋圏や関西圏も含めた三大都市圏の合計も7年連続で減少し、全体の人口減少が都市部にも及んでいることがわかります。
このままでは、来年には日本の総人口が1億2千万人を切る可能性も高そうです。少子化対策は待ったなし、ですね。