「生物と無生物のあいだ」って、ちょっと不思議なタイトルですよね。でも、この本が問いかけるのは、まさにその境界。つまり、「生命って何だろう?」という、すごく根本的だけど、普段あまり深く考えないテーマです。
この本では、分子生物学の視点から生命を見つめ直します。分子がただ流れているだけなのに、それがどうして「生きている」ってことになるのか? そんな不思議を、過去の天才科学者たちの思考をたどりながら解き明かしていきます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、安心してください。科学の専門用語がわからなくても大丈夫。著者がとても丁寧に、しかもミステリーを読むみたいにワクワクしながら読めるように書いてくれています。
「えっ、生命ってそういうことだったの!?」と、きっと目からウロコが落ちるはず。本を閉じたあと、日常の景色まで違って見えるかもしれません。
科学好きはもちろん、「最近ちょっと知的好奇心がウズウズしてるかも」なんて人にもおすすめです!