日本の森にひっそりと暮らすツキノワグマ。その知られざる生態に迫る本が登場しました!クマを知ることが、クマに襲われないための一番の方法――という考えのもと、最新の研究と圧巻の写真でクマの世界を解説しています。
ツキノワグマの一日と一年
ツキノワグマは、何を食べ、どんな場所で寝て、どんな風に一年を過ごしているのか。例えば、春に冬眠から目覚めたクマは、まだ眠そうに森を歩き回ります。また、秋には1日に数千個ものドングリを食べるほど食欲旺盛!そんな彼らの生活を、迫力満点の生態写真と共に知ることができます。
森の探偵になれるかも?
ツキノワグマが残す「フィールドサイン」も見逃せません。足跡やフン、食べた跡、そして冬眠穴まで、森を歩けば意外と見つけられるかもしれません。これを知れば、クマの気配を察知するプロになれるかも!?
知ってた?ツキノワグマの豆知識
- 人を襲うのは防御が目的。食べるためではありません。
- 冬眠明けは、まだ眠そうなクマがうろうろ。
- 数キロ先のにおいもキャッチできる嗅覚の持ち主。
- 実は昼行性。日中に活動しています。
- ドングリが大好き!秋には毎日3,000~4,000粒食べることも。
写真も研究も一流のクオリティ!
写真を手掛けたのは、田淵行男賞を受賞した澤井俊彦さん。見たことのないツキノワグマの姿が存分に楽しめます。また、解説を担当するのはクマ研究の第一人者、小池伸介さん。これまでの研究成果をわかりやすくまとめてくれています。
ツキノワグマの魅力にどっぷり浸かりたい方、この本は必見です!森の住人たちの知られざる世界を、一緒にのぞいてみませんか?