婚活アプリで学ぶ、ちょっと深い経営学の世界
今や、日常生活の一部となったマッチングアプリ。気軽な出会いから真剣な婚活まで、多くの人が利用しているのは周知の事実ですよね。そんなマッチングアプリを題材に、経営学や経済学、さらにはマーケティングといった「ビジネスの基礎知識」を学べる本が登場しました。その名も、「大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、学問の面白さに出会えた話」。
婚活戦士・大学准教授Yamaguchiの奮闘記
主人公は、30代で年収800万円超というなかなかのスペックを持ちながら、どこか冴えない大学准教授・Yamaguchiさん。友人の結婚式に出席したことで、自分にも「結婚」という人生のイベントがあり得るんだ、と気付いてしまいます。そして、婚活の第一歩として相談したのは、恋愛上手な友人・真田さん。彼にオススメされたのが、話題のマッチングアプリでした。
Yamaguchiさんは、アプリの世界に飛び込みながらも、「プロスペクト理論」や「サンクコスト」、「アンカリング効果」など、経済学やマーケティングの理論を次々に実践的に分析していきます。しかし、現実は甘くない!彼は「婚活の残酷な現実」に打ちのめされつつも、それを冷静に学問的視点で捉えるのです。
学問の面白さに触れる「実体験」
この本の魅力は、実体験をベースにしながらも、社会学や行動経済学の知見が自然に織り込まれている点。Yamaguchiさんの奮闘を追いかけるうちに、いつの間にか経営戦略やマーケティングの面白さに引き込まれてしまうこと間違いありません。婚活を通じて、学問の奥深さに触れるという、ちょっとユニークなアプローチが新鮮です。
婚活に悩む人にも、学問に興味がある人にもオススメ
マッチングアプリのリアルな現場を描きつつ、学問のエッセンスをわかりやすく届けてくれるこの本。婚活中の人はもちろん、経営学やマーケティングに興味がある人、さらには軽い気持ちで新しい知識を楽しみたい人にもぴったりです。
Yamaguchiさんのユーモラスで少し切ない奮闘記を通じて、学問の世界に触れてみませんか?