10月1日から始まった新型コロナワクチンの定期接種ですが、新しいワクチンに対する懸念が広がっています。特に「レプリコンワクチン」という新タイプのワクチンに対して、店舗での入店制限が始まる動きも見られます。
厚生労働省の担当大臣は10月4日に「ワクチンの安全性に問題はない」と強調しましたが、ネット上では「自己増殖型ワクチン接種者の入店禁止」といったワードが急速に広まり、不安が広がっています。この「レプリコンワクチン」は9月に承認されたばかりで、少量でより強い免疫反応を引き出すことが期待されていますが、まだ実際の接種は少数にとどまっているようです。
クリニックでは、予約が急増しているものの、実際に接種が行えるのは10月末頃とのこと。特に、1瓶に16人分しか入っていないため、限られた時間内に複数の予約を確保するのが難しいという課題もあります。
また、このワクチンに対して「接種者から他者にウイルスが移るのではないか」という懸念も一部で広まっており、一部の美容院やフィットネス施設では、レプリコンワクチン接種者の入店を控えるよう求める店舗も出てきています。これに対し、専門家は「ワクチンが他者に感染するという根拠は全くない」として、不安を払拭しようとしています。
担当大臣も会見で、科学的根拠に基づいてワクチンの安全性を訴え、誤解を解くための情報発信を進めていますが、それでも依然として不安を感じる人々は少なくありません。